介護職によくある悩みは、大きく分けて4つに分けることができるだろう。まず、介護の仕事そのものに対する悩み。体力的に辛い、自分には向いていないのではないだろうかなど、介護職の仕事そのものに対して行き詰まりを感じてしまっているケースだ。これに関しては、改めて自分がどうして介護職をやりたいと思ったのかを見つめ直し、今の職場でやりたいと思っていた仕事ができているかを見直してみよう。もし理想と現実との間に大きなギャップがあったならば、別の職場への転職や異動願いを検討してみよう。これは決して逃げではない。

2つ目は、。シフトが厳しい、仕事の大変さに対して給料が少ないといった職場環境の悩み。勤務環境の問題に関しては、まず上司に相談するのが近道だ。夜勤や残業を少し減らしてもらうだけでも、環境はずいぶんと良くなるものだ。もし、サービス残業などの問題を抱えている場合には、施設長など上の立場に直接相談してみる必要もある。

3つ目は、職場の人間関係の悩みだ。仕事そのものにはやりがいを感じているのに、人間関係が問題で続けるのが辛くなっている場合には、やはりまず上司に相談して解決を図る。そのうえで現在の職場では解決が難しそうなら、異動か転職を図るしかない。

4つ目は、施設の利用者との人間関係の悩み。まず、なんとか相手と折り合いをつける。相手のことをよく理解したうえでのコミュニケーションを心がけてみるとよい。どんなとき不機嫌になるか、上機嫌になるか、扱いのコツを踏まえるだけでもずいぶんと違ってくるはずだ。それでも解決が難しいなら、上司に相談して担当を変えてもらうなどの抜本的な方法も必要になってくるだろう。